煌大が座っている列は真ん中の列。



隣が空いていて、1番後ろの列の席に座ろうと思って、見たら麗都と尚哉が座っていた。



「嘉恋ちゃん!!おはよー!!俺っちの隣、空いてなくてごめんな〜。麗都が座りやがって!!」



「うるせぇ。黙れ。……はよ。」


「はよ。」



麗都は、尚哉にデコピンしながら声をかけてくれた。



「いってぇよ!!!!」



尚哉が若干涙目。




「隣。」



煌大と目が合ってボソッと言われた。




これは、多分隣に座れということだろうと、あたしは理解した。