漆黒の少女





たかがビールだけどね。



ただたんに、こういうやり取りが大雅とやりたかっただけ。




「あ、そうだ。」



「?」



「祥獣の資料、返す。」



「もう返却日過ぎてますけど〜。」



大雅はケラケラ笑いながら、あたしが渡した資料を受けとる。




「いい資料だっただろ?」



「ん。」




あたしは適当に返事しながら、ビールをゴクゴクと飲む。