漆黒の少女




その空き教室に向かおうと足を踏み出すが……重い。




後ろを振り返り、尚哉を見据える。



「足。」



「えっ?」



「踏ん張りすぎ。重い。」



「えっ…えっ?」



「……もういい。」





尚哉の手首を放し、あたし1人で歩き出す。




3階か。


美術室の隣だったら…北校舎の方から行こうか。