「はぁーい!!!!!!2人とも、そこまでぇーー!!!!!!」




…美和さんだ。




「…。」


「すみません。ついつい…」



苓士は、謝っている。



何がついついだよ。


毎朝毎朝煩ぇんだよ。



「帝、お前も謝れ。」



「……ごめんなさい。朝っぱらからこの無駄に世話焼きな煩い兄貴が迷惑かけて。」



「うんうん。それでよし……って、おいっ!!違うだろ!!!!」



美和さんは、あたしと苓士のやり取りを見てクスクス笑っている。