漆黒の少女



「実際、お前は若頭と俺で潰されてる状況だが?」


…鳳啓。


「うちの若と組について随分ボロカス言ってくれたみたいだなー?」



ヤバい。


鳳啓がキレてる。


「俺は事実を言っただけだ。」


「あぁ!?」



チッ。


こんなこと言ったら、余計鳳啓がキレるだろぉが。


知らねぇからな?


撃たれても。




鳳啓が内ポケットから拳銃を取り出した。



「お前に撃てるのだろうか。撃ってみろよ。」