漆黒の少女



「久しぶりだな。餓鬼。」


俺がそう言ったら、帝の眉間に皺がよった。


「うるせぇ。餓鬼じゃねぇ。なめんな。」


ったく、綺麗な顔してるなぁ…。

まぁ、昔からだけどな。


「いや、俺からみたらまだまだ帝は餓鬼だな。」


「…ちげぇし。」


「呼び出しか。」


「あぁ。」