漆黒の少女



鳳啓と車を降りた。



「…行くか。」


「あぁ。」



あたしたちは、桜庭組本家に向かって歩き出した。




ドンッ



門を蹴ったが開かない。


…当たり前だが。



鳳啓と一緒に蹴ると開けることができた。



中からは、桜庭組の組員が出てきた。



「誰だゴルラァーー!!」


「ここがどこかわかってんのか?あ゛ぁ?」