屋敷内に入り、無駄に長い廊下を歩いていると…



「帝?」


1人の男に話しかけられた。


「はい?」

振り返ってみると、そこにいたのは……



神条組 若頭補佐

神条 鳳啓 Shinjo Takahiro

あたしの兄貴No.2



「久しぶりだな。餓鬼。」


相変わらずウザったい。


「うるせぇ。餓鬼じゃねぇ。なめんな。」


「いや、俺からみたらまだまだ帝は餓鬼だな。」


「…ちげぇし。」


「呼び出しか。」


「…あぁ。」


それから、頭の部屋へ行かなければならなかったから、鳳啓と別れた。