…意外にもあまり長くなかった。
…尚哉が特攻隊長か。
ピッタリだな。
バイクの腕前は、まだ知らないが。
「じゃあ、次。麗都。」
「幹部。黒宮麗都。」
…やっぱり、無愛想。
女嫌いではなさそうだが。
「で、最後に俺は堺遥空。これからよろしくね、嘉恋ちゃん。」
「…うん。」
……あたしの番だ。
面倒くさいなぁ。
「双葉嘉恋。」
「ヒューヒュー!!!!嘉恋様ー!!!!」
…煩いのがいる。
「………尚哉、煩い。いちいちそういうのいらない。」
「やっぱ、嘉恋ちゃん俺のタイプドストライク!!!!ドンズバ!!!!」
「黙れ。」
「尚哉、煩ぇ。眠れねぇだろうが。」
緋翠も奥にあるベットから言っている。
「煩ぇ。」
煌大も迷惑そうな冷ややかな目線を向けてくる。


