「いや、なんかさ。暴れたいなぁと。」 柑の口角が上がる。 それに釣られてみんなの口角も上がる。 ・・・・・いいじゃん。 「そうと決まれば支度だな。」 「次こそはあの椿鬼に勝ちたい。」 「・・・ん。行きたい。」 皆、考えている事は同じ。 おいしょっと重たい腰を上げる。 さぁ、長い夜が始まる。