何時の間にか涙が溢れ出し、

私の頬を涙が濡らした。

・・・

「ずっと傍にいてください」

「ああ、もちろんだ」

互いに見つめ合い、

誓い合うように、

どちらからともなく顔が近づき、

ゆっくりと唇が重なった。

・・・

愛を確かめ合い、

2人は絆が一層深まった・・・

今後、何が起きようと、

私も宗吾も、

ずっと手を取り合って頑張っていける、

・・・

その日の晩、

初めて私は彼の家に来た。

・・・

広すぎて、殺風景で、

なんだか落ち着かない・・・

「物がありませんね・・・

なんだか落ち着かない・・・」

ソファーに座ったものの、

落ち着かず、モジモジする。

そんな私の横に座った宗吾は、

私の肩を抱き寄せた。