「誰か!! 救急車!!」 気が、動顚する。 オレに由紀を看取る覚悟など、出来ていなかった。 叫びながら、涙が出た。 急に、由紀の震えが止まった。 「由紀!! 由紀!!」 由紀の肩を揺らすと、由紀が力なく目を開いた。 確かに目が合った。 由紀の目から、一筋だけ涙が零れて また目を閉じた。