柳「君が、璃乃か…」


柳は、私をまじまじと見た。


うぇー


こいつ、今…


璃乃って言ったよな…??


吐き気がするわ…!!


てか、勝手に呼び捨てにするなー!!


柳「ふふっ。緊張してるのか…??」


あー。こいつ…


あれだわ。あれ。


ナルシだな。


うん。完璧なナルシだ。


柳「ほめ言葉をありがとう」


ナルシは、悪い意味だー!!


褒めてないー!!


てか…


なんで、わかったんだよ…??


柳「声に出てる」


あー。またか…


「で、お前…私のどんな過去を知ってる…??」


柳「…学校に華桜がばれたこと、そして…スパイをしてたことだよ」


ニヤッと笑った、柳。


それだけかよ…


つまんねぇ…


「スパイって言っても、組だし。てか、お前…それだけしか知らないのかよ…」


本当に呆れた…


柳「そうだ。まだ、調べてないんだよ…出てこない…って言った方がいいかな…??」


出てこないか…


それは…


私が、ロックしてるし。


柳「…璃乃…もうちょっと、女の子っぽくしたら…??」


ブチッ


こいつ…


今すぐ、ぶっ殺したい…!!


女の子っぽくって…


私は、これでも女の子っぽいし!!


[どこが??]


あ?なんか、言った…??


[すみませんでした…]


ふっ。許してやろう。