楼「璃乃さんー!!これに乗ってください」
「は…??」
楼が指差したのは…
私がさっき言ってた…
ベンツだった…
「え…??これに…??」
楼「はい。嫌ですか??」
嫌じゃないけど…
なんで、ベンツ…??
「これって…柳の…??」
楼「はい。そうです」
自信満々に言った、楼…
いや。自信満々に言うなよ…!!
「柳って…金持ち…??」
楼「はい。柳様は、金持ちでございます」
マヂか…
それは、知らなかった…
てか、説明しろよ…
「楼…なんで、ベンツにした…??」
楼「はい??」
楼は、私の質問がわからないみたいだ…
「ベンツにしたら…目立つだろ??私、目立つのあんまり好きじゃないの。わかった??」
私は、早口に言った。
楼「は、はい」
楼は、よくわからないって顔をしながら返事した。

