NO.1総長が男子校に!?<下巻>



楼「璃乃さんー!!これに乗ってください」


「は…??」


楼が指差したのは…


私がさっき言ってた…


ベンツだった…


「え…??これに…??」


楼「はい。嫌ですか??」


嫌じゃないけど…


なんで、ベンツ…??


「これって…柳の…??」


楼「はい。そうです」


自信満々に言った、楼…


いや。自信満々に言うなよ…!!


「柳って…金持ち…??」


楼「はい。柳様は、金持ちでございます」


マヂか…


それは、知らなかった…


てか、説明しろよ…


「楼…なんで、ベンツにした…??」


楼「はい??」


楼は、私の質問がわからないみたいだ…


「ベンツにしたら…目立つだろ??私、目立つのあんまり好きじゃないの。わかった??」


私は、早口に言った。


楼「は、はい」


楼は、よくわからないって顔をしながら返事した。