NO.1総長が男子校に!?<下巻>



香「…だって…そうしないと…璃乃がこっちに来てくれないんだもん」


拗ねたように頬をプクゥと膨らませて、私に文句を言っている。


そんなことを言われてもな…


「私は、転校したんだから仕方ないだろ?」


香「え…?私の親に脅されたんじゃないの…??」


なんで、私が香の親に脅されないといけないんだよ…??


香母「脅すなんて、無理よ…」


香父「あぁ…彼女の家は、組だしな…」


「「「え…??」」」


香、滝、涙の言葉がはもった。


てか、こっちが「え…?」って言いたいわ!!


「私の家に来たことあるだろ??」


香「あるけど…組員、いた…??」


組員…??


「いたけど…??」


滝「俺ら…組員…見てない…」


「はぁ!?」


なんで、見てないの…!?


「お帰りなさい」って門前で言ってたんだけど…??


「門の前で、お帰りなさいって言ってたけど??」


「「「ええ!?嘘ー!?」」」


「いや…マヂだから…」


なんで、私が嘘を言わないといけないんだよ…!?


とにかく、一件落着かな…??


「もう、この話しは終わり。3人は、ちゃんと親と暮らせよ…??」


「「「はーい」」」


「じゃあな」


私は、部屋を出て廊下を歩いてたら…


香「…璃乃!!向こうに…帰るの…??」


香、涙、滝が寂しそうな顔で私を見ている。