滝父「滝…」


「…俺も嫌だ…」


涙も出てきた…


涙が言ったのかよ…


「「はぁ…」」


呆れたのか、滝父と涙父はため息をついた。


滝父「…わかった…でも、組長はやってくれ。お前しかいないんだ…組長をやっても自由でいいから…」


滝「…わかった…」


ふぅ。滝のところは、一件落着だな…


涙父「…すまん…涙…お前の気持ちを考えないで…でも、組長はやってくれ…お前が頼りなんだよ…」


涙「…わかった…」


よし。こっちも一件落着だな。


次は…


「香、出てこいよ」


そういうと、香が出てきた。


香「あ…ばれてた…??」


「バレバレ。香の親も出てこいよ」


香の親も扉から、出てきた。


「香…私を騙したんだろ??本当は、親と縁切ってないんだろ?」


そういうと、涙と滝は固まった。


香「…うん…ごめんね…??」


「なんで、騙した??」


私は、謝ってほしいわけじゃない。


騙した理由を知りたい。