滝父「これでも、消したぞ?」


え…??


あれ、消してたいんだ…??


「うーん…わかりやすかったな…」


私は、ニヤッと笑った。


滝父「なんだと…!!」


涙父「…君は…何者だ…??こいつの気配がわかるなんて…」


「私??私は…華桜だよ」


ニヤッと笑った。


「「華桜…だと…!?」」


「あー。うん。あっちに転校してから、誘われたんだよ。前の総長にな」


涙父「だから、こいつの気配もわかったのか…」


「うん」


滝父「滝は…どこにいる…??家出したまま、帰って来ないんだ…」


涙父「涙もだ…」


「あんたらさ…なんで、涙達が家出したかわかる…??」


2人は、きょとんとしている。


わからないのか…


「家にいるのが、嫌だったんだよ」


「「は…??」」


「家にいたら、組長になれってうるさいからな…それが嫌だったんだよ」


そう。涙と滝は、次期組長。


でも、嫌だから私のところに来た。


涙父「なんで…」


滝父「…嫌なんだ…??」


「それはな…「縛られるのが嫌なんだよ…!!」


扉から、滝が出てきた。


こいつ…


ついてきたのかよ…