女「あ、あのぉ…??」
あ。この子のこと、忘れてた…
「何??」
女「あ、ありがとうございました!!では…」
「気を付けてな」
女の子は、私にペコッってお辞儀をすると、ショッピングモールに向かって歩いて行った。
香「…女の子、助けたんだ??」
ニヤニヤしながら、香で言ってくる。
「あー。うん。俺、化粧濃い女より…あの女の子みたいな奴が好き」
バッ
ん??女の子達が…
いや、化粧濃い女の子達が急に化粧道具を取り出して…
何故か、メイクをしている…
香「さすが、リオ。すごいー」
は??何が??
私だけ、わかってないわけ??
私だけ、仲間ハズレかよ…
プルル プルル
ん?メールか?
見たら、涙からだった。
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今、どこ…??
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みじかっ!!
これだけ…!?
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○○駅の近く
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と私は、返事した。
香「誰からだったの??」
「んー?昔のダチ」
うん。嘘は、言ってない。
涙も昔の友達だし。
香「ふーん」
香は、興味なさそうに歩き出した。
てか、今歩いたらヤバイって!!
もしかしたら、涙達が来るかもしれないのに…!!
どうしようか…
その時…
ドンッ
誰かとぶつかった。
「あ…ごめん」
私は、ぶつかった相手を見た。

