さてと…


警察は、どこまで動いてるんだろうか…??


カチカチ カチカチ


「ふーん…」


全然、警察動いてないし…


まぁ。いっか。


ばれる心配をしなくていいし。


ばれたら、逃げればいいしな。


プルル プルル


「チッ 誰だよ??」


私は、今忙しいのに…


邪魔をするやつは、どこのどいつだ??


ピッ


「もしもし??」


「あ。出た」


この声は…


「何のよう??龍斗…」


そう。弟だよ。


なんで、電話してきたのかわからないがな…


龍斗「璃乃姉~。今、どこにいる~??」


どこって…


「内緒」


教えたら、絶対に来るだろ…


龍斗「教えて~」


「却下」


教えたいが…


こればかりは、教えられない。


例え…


弟のお願いでも…


龍斗「…ケチ…」


ピクッ


ケチ…


だと…??


「龍斗…“俺”が帰って来たら…覚えとけよ…??」


龍斗「ヒイッ(私から俺になってる…)」


ブチッ


私は、一方的に電話を切った。