NO.1総長が男子校に!?<下巻>



「陽?私、帰るよ?」


そろそろ、寒くなってきたしね…。


陽「…」


陽からの返事はない…。


どうしたのかな…?


「…帰ろう…」


私は、独り言のように呟いた…。


私がそういった途端…


陽の体がビクッとなった…。


驚かしちゃったかな…?


陽「…待って…」


「へ…?」


いま、なんて言ったの…?


陽「待って…話しがあるんだ…」


話し…?


「すぐ、終わる?」


陽「うん…」


すぐ、終わるんだ…。


なら、いっか…。


「わかった。でも、早くしなよ?好きな人に告白しにいくんでしょ?」


陽「りーちゃん…誤解してるよ…」


「誤解…?」


何の誤解…?


主語がないから、わかんない…汗