璃乃side
あれから、15分がたったんだけど…
陽が話し出さない…。
「言いたくなかったら、言わなくていいよ」
こんな言い方しか、出来なくてごめん…。
今、私には余裕がない…。
陽「ううん‼︎今日する‼︎」
「わかった…」
陽「ちょっと、恥ずかしいんだけど…」
顔を真っ赤にしながら、話す陽…。
陽「僕…ある女の子に…恋しちゃったんだ…いつも、みんなには弱音を吐かなくて…仲間思いで…優しい…女の子…」
「うん…」
陽は…
そんな子と知り合ってたんだ…。
なんだ…。
私が入る隙なんて、ないじゃん…。
「陽は…どうしたい?」
陽「僕は…告白したい…」
こんな一生懸命の陽を…
見たことがない…。
それほど、大切なんだ…?

