NO.1総長が男子校に!?<下巻>



璃乃side


あれから、15分がたったんだけど…


陽が話し出さない…。


「言いたくなかったら、言わなくていいよ」


こんな言い方しか、出来なくてごめん…。


今、私には余裕がない…。


陽「ううん‼︎今日する‼︎」


「わかった…」


陽「ちょっと、恥ずかしいんだけど…」


顔を真っ赤にしながら、話す陽…。


陽「僕…ある女の子に…恋しちゃったんだ…いつも、みんなには弱音を吐かなくて…仲間思いで…優しい…女の子…」


「うん…」


陽は…


そんな子と知り合ってたんだ…。


なんだ…。


私が入る隙なんて、ないじゃん…。


「陽は…どうしたい?」


陽「僕は…告白したい…」


こんな一生懸命の陽を…


見たことがない…。


それほど、大切なんだ…?