璃乃side
あいつ「璃乃…お前は…外国にいたことあるよな?」
外国?
いっぱい、行ってるな〜。
あいつ「俺と前、あったんだよ…そこで、俺はお前に助けられた…」
私がこいつを助けた…?
全く、記憶がない…。
あいつ「俺は、それから正統派を目指そうとした。でも…前の総長が悪いことをしてたんだ…。だから、俺も仕方なくやってた…。前総長がお前を狙ってるって聞いてな…。お前を守ろうとして…。お前をこっちに来させた…でも…それが前総長にばれたんだよ…おそらく…もうちょっとしたら、来るだろう…」
こいつの前総長…?
誰だろう…。
私は、頭をフル回転させた…。
でも、いくら考えても…
わからない…。
つまり…
こいつは、私を守るためにやった。
それは、わかる…。
あいつは、私に対して何もしなかった…。
逆に守られてる感じがした…。

