「ヒッ」


後ろから、怯える声が聞こえた。


龍斗「…さすが、璃乃姉…」


龍斗は、呆れた口調で言った。


「そう??普通じゃない??」


龍斗、全員「普通じゃない」


みんながはもって言った。


これは…


いじめ…??


私をいじめたいのか…??


龍斗「璃乃姉…余計なことは考えないで。俺は、璃乃姉を信じる。でも…我を…見失った璃乃姉を見るのは…いやだ…」


龍斗の弱々しい…


でも、力強い声が聞こえた…。


「龍斗…ありがとう…」


私は、今はこれしか言えない。


私は、いつ我を見失うかわからない…。


だから…


約束は…


出来ない…。


龍斗「怪我はするなよ??」


急に龍斗の口調が変わった。


もう…


可愛らしい龍斗は、いない…。


「龍斗…これが最後の戦いだ。勝つぞ」


私は、そういって電話を切った。


「ふぅ…」


龍斗のあの変わりようには…


びっくりしたな…。


と思いながら、ソファーにドカッと座った。


淕「飲み物は入りますか??」


「ん?いらない」


そういったら、淕は落ち込んだ…。


多分…


飲み物に薬を入れるつもりだったんだろう…。


前、やられたし…。


もう、その手には乗らない…!!


薬っていっても…


睡眠薬だけど…。


前は、そのせいで…


勝手に戦いが終わってたんだよな…。


終わってから、全員殴ったけど…。