でも…
あいつらとケジメをつけたい。
香「早かったね~」
「そう?」
ーーギュー
滝「…久しぶりの…璃乃…」
滝が抱きついてきた。
滝って…
弟っぽいんだよな~
涙は、兄貴みたいだし…
香は、ねえちゃんだな。
「みんな…久しぶり」
私は、笑顔で3人に言った。
3人「久しぶり。そして…お帰り」
私達は、前溜まっていた倉庫に向かった。
涙「ここに来るのも、久しぶりだな…」
私は、涙の言葉を聞いてびっくりした。
「じゃあ、今までどこにいたの?」
香「私の家」
香の…?
「親は?」
3人には、親がいる。
3人の親は、厳しいはずだけど…?
香「私は、親と縁を切った」
「え?」
縁を切った…?
そんなに簡単に切れる物なの…?
「よかったの…?」
香「…うん。よかった。すっきりした」
本当は、すっきりしてないくせに…
いつも、強がるんだから…
「2人は?」
重苦しい空気がいやだったから、涙と滝に聞いた。
2人共、目をそらした。
なるほど…
そういうことか…
「家出したんだ…?」
半信半疑で聞いてみた。
2人は、肩をビクッと揺らした。