NO.1総長が男子校に!?<下巻>



「離して。離さないと…怒るよ?」


私は、殺気を40%出した。


冬は、ビクッとなったが私の手を離さなかった。


ビクッってなったときに手を離してくれたら、よかったのに…


なんで、手離してくれないんだよ…!!


香「冬くん?だっけ?早く、離さないと…殺るよ?」


香の目は、本気だった。


闇で染まった目…


私は、昔からこの目が嫌いだった…


涙「まだ?」


先に倉庫を出ていた涙が倉庫に入ってきた。


香「冬って奴が、璃乃の手を離さないの…」


涙の顔が一瞬、強ばった気がした…


気のせいだろうか…?


涙「仕方ない。殺るか?」


涙の言葉を聞いて、冬はビクッってなった。


その拍子に冬が手を離した。


ちょっと、さみしいと思うのは気のせいだろう。