「星、お前…」


星「あ…これですか…??」


星の腕にある刺繍を見てしまった…


刺繍は、ほぼ族の奴らしかつけてない。


「どこの族なんだ??」


星「…リオさんは、するどいですね…」


星は、悲しそうに笑った。


星「僕、舞王って言う族の総長をしているんです…」


「舞王…??」


確か、舞王は…


星「はい。潰れました。でも、復活したんです…」


「で、なんで潰れたんだ??」


舞王は、世界NO.7の族だった。


でも…


ある日にみたら…


潰れていたんだ…


星「さっき、僕を殴ってた男達…あいつらが僕達の族を潰したんです…」


「ふーん。で??」


てか、あいつら族の奴らだったんだ??


知らなかったなー


星「だから…華桜の総長に喧嘩を教えてもらおうと…で、弟と知り合いって聞いたので…」


うん。知り合いだな。


でも…


弟が誰だかわからない…


「で、弟の倉庫に行こうとしたんだ??」


星「はい…」


「で、ぼこられたんだね…」


あそこの道は危険って知らなかったのか…??


星「はい…」


「で、向こうは気づいてたのか??」


星「いえ…」


気づいてなかったのか…


なんか、悲しいな…