ガチャ
バタン
ドアが壊れそうなくらい…
すごい音がした…
もしかして…
私は、とっさに陽の後ろに隠れた。
バタバタ
足音がこっちに向かってくる…
ガチャ
とうとう、この部屋に入って来たみたいだ…
「龍斗、璃乃は??」
この声は…
…淕だ…
てか、なんで暗証番号を知ってるわけ…??
まぁ。いっか。
あとで、聞いたらいいし。
「ハロー♪あー!!風月、いるじゃん!!てか、璃乃はー??」
このうるさい声は…
千里だ…
慧「…」
相変わらず、無口だね…
龍斗「璃乃姉なら、そこに…って…いないし…」
ふん!!淕をここに呼んだ仕返しだし!!
家に帰ったら、ボコボコしてやるー!!
淕「…璃乃??」
ビクッ
私は、恐る恐る後ろを見た…
なぜ、君がここにいるんだ…??
さっきは、前にいたのに…
淕「…本当に…千里「心配したんだからね!!」
千里が淕の言葉を遮った。
そのせいで…
淕のオーラが…
黒くなっていく…

