NO.1総長が男子校に!?<下巻>



柳「…鍵は??」


「家」


屋上に行かないと思ったから、鍵を家に置いてきた。


柳「チッ」


………………。


今、柳…


私に舌打ちしたよな…??


殴ろうかな…??


柳「…仕方ないな…」


ドカァァン


すごい、音が響いた。


今の音は…


柳がドアを蹴った音です。


柳「おっ。開いたー」


いや。普通、蹴ったら開くだろう…


「で、なんで屋上??」


さっきの空き教室でもよかったんじゃないのか…??


柳「…やっぱり、屋上はいいなー」


「…無視かよ…」


人の話しぐらい、聞けよ…


柳「あ…楼のこと…忘れてたな…」


「あー。そういえば…」


楼、絶対怒ってるよな…


あいつ、腹黒だからな…


柳「まぁ。いいか」


ガチャ


「よく、ありませんよ」


声が聞こえたから…


そこを見てみると…


…楼がいた…


柳「ろ、楼…!?」


楼「全く…勝手に置いていかないでください…」


「楼…私達が教室を出た時…寝てたよな…??」


楼「ギクッ ね、寝てませんよ!!」


私の言葉を聞いて、焦ってる楼。


でもな…


私は、はっきり見た。


楼が寝てるのを…


柳「そうだったのか??なら、俺らを怒る理由はないな」


「そういうこと」


楼「…そうですね…あ。なぜか…俺のあとを風月が…」


後ろから、ヒョコと顔を出した…


陽…