楼「…同情はしないんですね…」
「ん…??あー。うん。私だって、そんなときあったし」
楼「え…!?」
意外って顔で、楼は私を見てきた。
「いやー。前、地味子の変装してて…それで的な」
楼「…なぜ、地味子を…??」
なんでだっけ…??
あ…
あれか…
「親父に言われた。まぁ。私がキレて…すぐに収まったけど」
私はニヤッと笑った。
楼は、顔を真っ青にした。
楼「まさか…」
「そのまさかだよ。私をいじめてた奴には…罰を与えたから」
楼「…そうですか…」
「どんな罰かは、聞かないの??」
まぁ。想像出来るか。
楼「…わ、わかります…」
楼…
顔がひきつってるぞ…??
「あ。柳さ…私の学校に転校したら??」
楼「え…??」
「男子校だし」
大丈夫だろう…
楼「…でも…」
いじめられるかが、心配なんだ…??
本当に…
楼って…
過保護だな…
てか、過保護すぎ…

