NO.1総長が男子校に!?<下巻>



そして、10分後…


柳「…酒ってめっちゃ美味しいな~。もっとくれ~」


柳は、酒に弱いらしい…


3杯飲んだだけで、酔ってる。


楼「柳様、お酒はもうだめです。もう、寝てください」


柳「…ヒック わーったよ…」


柳は、渋々部屋に戻って行った。


戻る時に…


壁に頭をぶつけていた…


しかも、フラフラみたいだから危険だ。


楼「すみません…あんなに酔うとは…思わなくて…」


「大丈夫。私も思わなかったし」


あんなに、弱いとは思わなかったな…


楼「本当に…ここを使ってもいいんですか??」


てか、急に話しを変えるなよ…


「ん??うん。使っていい。私も使うし」


楼「そうですか…」


「てか、柳って学校行ってるの??」


アメリカでは、行ってなさそうだったし。


楼「…学校…ですか…??」


「うん」


なぜか、深刻な顔をしている楼。


「どうした??」


楼「…柳様は…学校に行ってません…」


「理由は??」


普通、組の人間でも学校に通うことはある。


なのに、通ってないとは…


思わなかった…


楼「…璃乃さんだけに話します…柳様は、アメリカでも有名な学校に行ってたんです」


へぇ。有名な学校か…


楼「成績は、いつもトップでした。だから…いつも2位だった人が…悔しがって…柳様をいじめるようになったんです…そいつは、柳様が組長ってことを知りませんでした。俺は、柳様がいじめられてること…知らなかったんです…柳様は、何も言わなかったので…それで、ある日…柳様がお弁当を忘れたので、俺が届け物をしたんです。クラスに入ろうとしたら…そいつの声が聞こえました。「トップだからって調子に乗るな!!」って…トップって言葉で…誰に向けられた言葉かわかってしまったんです…俺は、携帯でダッシュで組員を呼びました。組員がすぐに来て…クラスに入りました。クラスのみんなは、驚いてました。俺たちは、柳様を助けました。そしたら…そいつが…「な、なんで…柳を助けるんだよ!?」って言って来たんです。俺たちは、はもって…「柳様は、俺たちの大事な人だ。次、手を出したら…」俺たちは、そいつを睨みました。そいつは…震えて…柳様に「ごめん…」って言いました。それから、柳様は学校に行かなくなったのです…」


「ふーん…」


なるほどね…


てか、話しが長くて、寝そうだったし…(笑)