楼「す、すみません!!」
「てか…酒、飲めないわけ??」
そういうと…
柳の顔が真っ赤になった。
ふっ。飲めないんだ…??笑
楼「…飲めるとは、思いますよ??でも…柳様の家はお酒じゃなくて…ワインだったんです…」
「へぇ…珍しい」
本当に珍しい。
組って言ったら…
どこでも、酒を飲んでるかと思ってた…
違うんだ…??
柳「で、酒しかなかったのか??」
楼「は、はい!!」
今、楼がニヤッと笑った。
てか…
コンビニって…
ワイン、普通に置いてるんだけど…
わざと、酒を飲まそうとしてるわけか…
それなら、私も手伝おう。
「柳、組は酒を飲まないといけないんだぞ??」
柳「そうなのか…??」
「うん」
楼「璃乃さん、なぜ乗ってくださったんですか??」
「内緒」
私達がボソボソとしゃべってたから…
柳「おい!!何を話してるんだ!?」
「んー??あー。日本の組では、酒を飲まないと…組長にはなれないんだ。だから、柳は組長じゃない」
ちょっと、嘘が入ってるが…
まぁ。いっか。
さてと…
柳は、信じるか…??
それとも…
信じないか…??
柳「そうなのか…??じゃ、飲むか」
私と楼は、顔を見合わせてニヤッと笑った。
ふっ。
本当に柳は、単純。
だから、扱いやすい。

