陽「なんで、急にいなくなったの…??」


え…??


それ、言わないといけないの…??


「うーん…柳のところに行ったから」


柳に脅された。


なんて、言えない…!!


言ったら…


殴りそうだし…


とくに、龍斗と陽が…


陽「あ。璃乃、僕がいつ気づいたか教えてほしい??」


「うん」


私は、即答した。


本当に気になってたし。


陽「風が吹いた時に…璃乃の匂いがしたのー」


私の…匂い…??


「そんなのがあるの??」


陽「うん。龍斗は、初めから気づいてたみたいだよー??」


さすが、龍斗。


なんでも、お見通しってわけか…


陽「爽も気づいてるよ~??」


「やっぱり…」


気づいてるのに、気づいてないふりするから可笑しいと思ったんだよね…


陽「曉は、その場にいなかったら知らないみたいだけどね??」


「え…??」


曉、いなかったの…??


気づかなかった…