熱が出そう。



澪王に翻弄されすぎてて、自分のペースを乱される。



「なんで…キス…するの?」

「してぇから」

「なんでしたいの?」

「お前がカワイイから」

「好き…なの?」

「さぁな」



ふざけるなっ!!



こっちはこんなに頭の中ぐちゃぐちゃなのに!!



「いてぇっ!!」

「バカ澪王!!お前なんか地獄に落ちちまえ!!」



お腹にグーパンチ。



気分が晴れない!!



「殴ることねぇだろ!!」

「いっぱい脂肪ついてっから痛くねぇだろ」

「お前口悪すぎ!!」

「うっせぇ、ブタ」

「はぁ!?さすがにそれはねぇよな?」

「怒りたいのはこっちだ!!」

「困った困った、お子ちゃまはすぐキレまちゅね~」

「大人ぶってんじゃねぇよ」

「シュリより大人です~」

「その人をバカにしたような態度がムカつくんだよ!!」

「うるせぇな…。黙らされてぇの?あっ、キスしたいわけ?」

「誰がするかっ!!」

「はいはい、小一時間黙っとけ」



本日3回目のキスで、あたしは何も言えなくなった。



好きすぎて…もっとしてたい。



澪王が好きだよ…。