寝て、早く目覚めて、シュリたちと顔も合わせないまま家を出る。



仕事しまくって、充実した1日を過ごす。



社長からは双子を事務所に入れたいと、うるさいくらい言われてる。



俺はその話を双子にしていないけど。



アイツらにはアイツらのやりたいことをさせたい。



自分からやりたいと言うなら、俺も社長に相談するし。



今はユウリも恋愛に夢中みたいだから。



アイツらがどんな道に進むのかはわからないけど、もうしばらくは穏やかな時間を作ってやりたいと思ってる。



シュリはやんねぇだろうし。



あの性格じゃ…まずムリだろ。



「お疲れ~」

「お疲れさまでした。明日も迎えに来ますので」

「あいよ、頼んだぞ~」



深夜、マネージャーに送られての帰宅。



ふたりとも寝るのが比較的早いので、もう寝てると思ってリビングへ。



「シュリっ…」

「バカ」

「あ!?何様!?」

「シュリ様だ!!」



なんかブチギレてんだけど…。



どうすんの、コレ。



怒りの理由もわからん。