なんか疲れた…。



「ユウリ、ビールくれ」

「澪王さん、飲んでばっかりだと、お腹出るよ」

「歌ってカロリー消費してるから大丈夫」

「はい、ビール」



ユウリは俺の前で泣いて以来、素を見せている気がする。



メシは作るのが好きだからって理由でユウリが作り続けてくれてるけど。



俺はユウリが好きだ。



「澪王さん、僕今日告られた」

「マジか!!どうすんの?」

「1年で一番カワイイ子なんだよね。性格も悪くなさそうだから付き合ってみようかな~」

「初カノ?」

「付き合ったらそうなるね。好きになれるかな?」

「どうだろうな。いいんじゃねぇの?」



嬉しそうだし。



ユウリは優しいから彼女のことも大事にしそう。



「楽しそうでいいね~。そうやってユウリだけ幸せになるんだね~」

「オイ、ひねくれ者」

「なに?」

「そう思うならお前も彼氏作れよ」

「男なんて大嫌い」

「だったらユウリに嫌み言うな」

「はぁい」



ひねくれすぎ!!