シュリの言葉通り、油断してたわけで。



まだ学校へ行ってないシュリは、俺たちの新曲が出たら学校に行くらしい。



ダブったりしねぇだろうな…。



「遅いよ、澪王!!お腹ペコリンで死ぬ~」

「バタバタすんな。ガキか」

「いえ、女性です」

「そうですか…」



なんか圧力かけてきてんよ…。



自分は女だって、主張しまくってんよ…。



「ユウリのご飯うま~い!!」

「黙って食え!!」

「何カリカリしてんの?悩みすぎるとハゲるよ?えっ、まさか髪の悩みだった?」

「ハゲてねぇし!!まだ23だっつーの」

「澪王って23歳なの?もっとオッサンかと思ってた~」



ココに来た時は声すら出なかったのに!!



鈴を鳴らしたようなカワイイ声で、散々毒を吐きまくる美少女。



こいつの本性はマジでクソだ。



小悪魔?



笑わせんな。



キレイな顔した悪魔だろ。



「シュリ、失礼だよ。澪王さんは老け顔なだけ」



この双子、頭のネジ、5、6本足りねぇと思う。