それから夜には豪華なご飯。



やっぱりアンナさんから離れたくなくて、ずっと隣に座ってた。



真王さんも、弟の希王も、なんか好き。



「さてと、社長んちに送り届ける時間だ」

「「…………」」

「そんな顔すんなよ。俺まで寂しくなんだろ」



名残惜しい澪王の実家を後にして、仕方なく社長の家に向かった。



また来よう…。



終始無言だった車内。



社長の家についた時には夜中になっていた。



「待ってたわよ~!!」



やたらハイテンションの社長に迎えられ、今日から澪王と別々の生活が始まる。



すでに泣きそうだ…。



やっぱりイヤだ、離れたくない…。



「じゃ、俺は帰るんで。3ヶ月よろしくっス」

「置いて行かないでっ!!」

「はいはい、元気でな~」

「澪王の意地悪っ…」

「ん、それでいいよ。すぐに会いに来っから。寝れねぇなら電話しろよ~」



そう言って、澪王はあっさり帰ってった。



3ヶ月、我慢出来るかわかんないよぉ!!