ふたりが学校へ行ったら、俺はヒマで。



日々の疲れを癒すためにゆっくり風呂に入ったり、自分の部屋を掃除して過ごした。



アイツらが帰る前に俺は仕事へ。



今日はテレビで、他のミュージシャンと適当に挨拶。



なんか疲れた…。



「頭いてぇ…」

「風邪ですか?」

「疲れてんじゃね?」

「病院行きますか?」

「大丈夫だろ。明日から大した仕事ねぇし」

「なら送ります。早く寝てもらえるように」



他のヤツらが飲みに行くなか、俺だけ早めの帰宅。



だりぃ…。



リビングにはユウリとリンリン。



そういやリンリンが泊まりだった。



気ぃ使えばよかったな…。



「おかえり。早かったね」

「だりぃからな」

「具合悪いの?大丈夫?」

「ん、俺は寝るから楽しんで」



風呂にも入らずに爆睡。



ユウリのことなんて気にしてる余裕もなくて。



着信の音で目覚めると、マネージャーからだった。