澪王の力になんか勝てなくて、結局明け方まで澪王は離してくれなかった。



朝に部屋までやってきたマネージャーさん。



あたし裸!!



布団に潜るあたし。



あうっ、体痛い…。



「澪王さん、起きてください。何度もケータイ鳴らしたのに出ないんで」



あたしの存在は無視!?



いかにも昨日の夜にヤっちゃいました的な布団の乱れ方なのに!?



「ベッドルームまでくんのは野暮ってもんだろ…」

「澪王さんが遅れると俺がアツシさんに怒られるんですよ」

「わ~ったよ…。お前のタバコ1本くれ」

「やめてたんじゃなかったですか?」

「気分良すぎ。落ち着かして?」



タバコを吸う澪王を初めて見た。



煙を吐き出しながら、あたしの頭を撫で撫で。



マネージャーさんがいるのにぃ…。



「コレ、持って行きますよ。って、どんだけ使ったんスか…」

「久しぶりなんだからいいだろ」



それは澪王が昨日ちゃんと避妊してくれた残り!!



マネージャーさんから支給されてたんですか…。