不機嫌honey

メシは相変わらずフルーツ。



死んでしまうんじゃないか?



そんなのごめんだ!!



「どうすりゃいいんだ?」

「リンリンに愛の力で治してもらえばいいんじゃない?」



そんなシュリのバカみたいな発想にすがるしかなくて。



俺がいる日に、初めてユウリの彼女を家に招いた。



「こっちがユウリの彼女のリンリンで、コレがあたしの澪王ちゃんです」

「わざわざ悪かったな。ユウリをどうにかしてくれ」



俺を見たリンリンは、目をパチパチ、口をぽかん。



あっ、そうか。



一応有名人なのを忘れていたよ。



「ラッシュ…」

「ここ俺んちなの。このこと、内緒な?」

「ぜ、絶対言わないですっ!!ファンなんですけど…後でサインください!!」

「まず、ユウリをどうにかしてくれ」

「わかりましたっ!!先輩、ご飯食べないんですよね?」



リンリン、頼もしいな。



1年でいちばんカワイイと言われてるだけあって、確かにカワイイ。