不機嫌honey

おかげで継続中のダイエットには成功しつつあるけど。



満足するまで焼き肉を堪能し、ビールで天国気分。



帰る前に食ったラーメン。



満たされた俺の欲求…。



「ただいま~」

「おかえり」

「ユウリは?寝たのか?」

「バテた」

「は…?」

「熱出しちゃったよ。今寝てる」



だから言っただろ…。



心配になって滅多に入らないユウリの部屋に入った。



季節が違うんじゃねぇかと思うくらい寒いユウリの部屋。



設定温度が18度…。



「オイ、ユウリ」

「澪王さん…?」

「少し換気するぞ」

「やめてよ…。僕…暑いのヤダ…」

「凍死するっつーの」



有無を言わさず窓を開けると、ユウリがこの世の終わりみたいな顔をした。



許せ、お前のためなんだ…。



「氷枕いるか?」

「いる…」

「なんか食えるなら…」

「食べたくない…」



こんな調子で全く良くならないユウリの体調。



シュリいわく、毎年の恒例行事だそうだ。