アイスばっかり食ってるシュリと、冷たいフルーツしか食わないユウリ。



体がおかしくなるんじゃねぇか?



「ユウリ、ガキは暑くても外で遊ぶもんだ!!」

「僕が溶けちゃってもいいの…?」



子犬のような眼差し…。



うん、外に出したら可哀想だな。



諦めた。



なので、久しぶりの自炊の日々。



ピザでも頼もうかと思えば、夏に焦げたチーズの匂いは勘弁してくれと言われる。



せめて何か食べさせようと努力した。



そうめん、冷たいソバ、冷やし中華。



作れば食ってくれて。



だけど俺にはキツい。



限界だ…。



「もしも~し」

「なんだ?」

「メシ食いにいかね?焼き肉とビール。シメにラーメン」

「いいね~」



メンバーを誘って外食。



俺からこってりを奪わないでくれ!!



久しぶりの肉。



「俺、泣きそう…。マジウマい…」

「ダイエットも大変だな」

「ちげぇよ。うちのガキ共があっさりしたもの以外食さなくなったんだ…」



夏が嫌いになりそうだ。