昼休み。 私はいつものようにお気に入りの場所へ向かう。 昇降口を出て少し歩くと大きな木と白いベンチ。 「……」 私はそこに腰を下ろした。 ここは丁度葉っぱで遮られていて、日光は届かないし教室からも隠れてる。 偶然見つけたら一発で気に入ってしまった。 学校で唯一本当の私でいれる場所。 うざったい変装を解くと私は息を吐き出した。