「もういいです。…行こう、陽菜ちゃん。おばさん心配してる」 ふいに雄くんが腕を引っ張り、引っ張られた方に傾く。 でも菊池くんが…… 「陽菜ちゃん?」 だけど菊池くんの方を向くと、菊池くんはもう私たちに背を向けて歩いていた。 雄くんの声も聞こえてきて、そちらを向く。 「…ごめん、帰ろっか」 どうして菊池くんがあんなことを言ったのかわからないけれど、 明日謝ろう。 そして雄くんに手を引かれながら家へと向かった。