「ねぇ広斗くん…」 「ん?」 「ほんとに、この道って近道?」 「そうだよー?」 広斗くんの言葉に、そっか。とだけ返す。 人気がなくて薄暗いところは怖いから苦手だけど…近道ならしょうがないか。 「陽菜ちゃんってさぁ…」 「なに?」 「彼氏いないって言ってたじゃん?」 どうして今そんなことを聞くんだろう、と疑問に思いながらも 「うん」 と頷く。 そしてその瞬間、 「……っ!」 私の視界が真っ暗になった。