目が合うと、にっこりと広斗くんが微笑む。
少し照れくさくなって下を向いた。
それからは二人とも無言で歩く。
しばらく歩いていると、さっきまで人の声とかしていたのにあんまりしないのに気づいて顔をあげた。
あんまり人が来なさそうな道。
「こっちの道の方が陽菜ちゃん家方面は近道なんだよ~」
「あ、そうなんだ?初めて知った!」
広斗くんは私が思ってることが読めたのか、にこにこと笑いながら話してくれた。
へぇ~そうなんだ。
だけど少し薄暗いからあんまり普段は通りたくないかな…。
人気が少ないし。
今は広斗くんがいるからいいけどね。
キョロキョロと辺りを見渡しながら歩いていると、
どんどん進んでいくうちに人気の少なさが感じられた。

