私たちが行く高校は、家から近いから徒歩通学。 まぁ…それがあるからその高校を志望したんだけどさ。 「雄くん、高校には慣れた?」 「うん。もーだいぶ慣れた」 コク。と雄くんが頷く。 …なに、この可愛さは。 黒髪のふわふわした雄くんの髪の毛が風によってそれまたふわふわとなびく。 「可愛い女の子とかいたりすんのー?」 「む。なにそれ」 「え?」 「俺は陽菜ちゃんしか可愛いと思わないよ」 …ぐは。 なにその不意討ち。 やばいんですけども。