校舎に入って、保健室へと着く。
「失礼しまーす…。せんせぇー、陽菜がーっ」
豪快に保健室のドアを開けた若葉はずかずかと中に入る。
「え?…わ、わわ!どしたのその怪我っ」
カーテンの向こうにいた保健室の先生は出てくるなり、私の顔を見て驚いた。
「とりあえずティッシュ!」と言って保健室はティッシュの先をくるくると丸めて、私の鼻へと差し込む。
「バスケしてて、ボール飛んできて陽菜の顔に直撃したんですよ」
「あらら…、結構派手にぶつかったのね。先に手当てしよっか」
先生に「そこ座って」と促され、近くの丸イスに座る。
「じゃあ、私はこれで。陽菜、また来るから!」
若葉はそう言ってバタバタと忙しそうに保健室を出ていった。

