「どうしたの?なんかあった?」
背が高い雄くんだから背伸びして、雄くんの頭をなでなでしてみる。
ふわふわした雄くんの毛並みは触り心地がよくて。
「…むー…」
だけどなでなでしてのがダメだったのか、雄くんは私の腕をガシッと掴んだ。
「仲いいの?」
「誰と?」
「…菊池って人と」
ぷく、と雄くんのほっぺたがまた膨らんでく。
「仲いいって言うほどでもないけど…」
「ほんと?」
「うん、」
そして途端に雄くんの目が輝きだす。
「ならいーや!陽菜ちゃん帰ろっ」
よくわかんないけど、機嫌がなおった雄くんはにこにこと笑ってまた私の腕を引いて歩きだした。

