「―でめっちゃウケてさぁ、やばかったんだよね」 「そうなんだ」 「あれはやばすぎるわ」 昇降口まで向かう途中、菊池くんとおしゃべりをする。 ほんと菊池くんとは話しやすいんだよね。 「今時バナナの皮で転ぶやついるかってな」 「えー菊池くん案外やりそう」 「なにそれひでーっ」 「あはははっ」 そんな雑談をしながらどんどん歩き進めていると 少し向こうに人影が見えて私はふと足を止めた。